東京都立川市。人間ドック、健康診断、健康増進を通じて、皆様の健康管理のお役にたちたいと考えております。

健康診断トピックス

第一回テーマ「認知症ドックで何が分かるのでしょうか?」

 認知症は長寿の今、誰もが避けては通れない最大の健康不安です。脳の健康診断は大事だと分かっていてもまだまだ十分にご利用されていません。では今「認知症ドック」で何がどこまでわかるのでしょうか?

 認知症の診断は正常老化と重なっていつからともなく出現しますので、現在でも正しい診断は簡単ではありません。しかし認知症の種類によっては、健康診断「認知症ドック」で受診者の方に負担なく、かなり明確に診断を絞ることができます。

 3大認知症すなわち「70%を占めるアルツハイマー型認知症」「レビー小体型認知症」「脳血管性認知症」について、短時間の健康診断で将来の発症の可能性を知ることができます。
当クリニックの「認知症ドック」の内容は次の通りです。

  1. アンケートと問診で日常生活にどのような問題が起きているか評価します(FAST分類)
  2. MMSEと言われる世界標準の記憶力関連の検査
  3. 脳の萎縮や血管病変をMRIでしらべ、同時にブイエスラドという方法で記憶の中枢・海馬の萎縮程度を測定します
  4. アルツハイマー型認知症の原因となるアミロイドβ増加を阻止する特殊タンパクを採血検査し、MCI(認知症前段階状態)の有無を調べます
  5. 認知症の一部は遺伝性が知られています。採血で3つの遺伝因子の組み合わせを確認し、将来の認知症の可能性とその予防・対策を知ることができます。

15分ほどのMRI検査と採血、問診検査で以上のことを知ることができます。

(文責:医師 坂井春男)